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TSMC、人事凍結を一部解除


ニュース 電子 作成日:2009年4月10日_記事番号:T00014662

TSMC、人事凍結を一部解除

  
 台湾積体電路製造(TSMC)の張秉衡人力資源副総経理は9日、研究開発(R&D)部門および、12インチウエハー工場の新規生産ラインで凍結していた人材募集を再開したことを明らかにした。短期の人材需要は100人以上に上るという。10日付工商時報が伝えた。

 同社は現在、研究開発部門での人材需要が最も高く、12インチ工場での新たな機械設備の導入に伴い、特定の技術を持つエンジニアを経験年数を問わず募集している。今回の不景気で人員削減の対象になった元従業員が戻ってきたいというケースも、歓迎するとしている。なお、張副総経理は「景気の先行きはいまだ不透明なため、通常の人事は依然凍結している」と語った。

 TSMCは受注回復に伴い、▽第1四半期業績見通しの上方修正▽無給休暇の4月からの取りやめ▽45、40ナノメートル製造プロセスの新設備購入(1億米ドル超)──を相次いで行っており、半導体景気の底打ちも指摘されている。