食品最大手、統一企業（ユニプレジデント）のパン部門は今年、インターネット販売の開始で売上高１割増の34億台湾元（約101億円）を目指す。また、消費の二極化傾向を見極め、冷凍ギョーザ販売では高価格品と低価格品の２本柱で５割成長を目標とし、ネット販売全体で総額５億元の売り上げを狙う。14日付蘋果日報が伝えた。
同社関係者によると、３月からパン部門でオンラインショッピングを試験的に開始、便利さ、安心さ、お得をサービスのコンセプトとし、多様な価格帯でセット販売を行っている。現在は、企業や団体向けなど大口販売が中心だ。
また、傘下でオーガニック食品などを扱う統一生機開発では、既にネット販売が売り上げの25％以上を占めている。洪士民同社総経理は「近くに取扱店のない、または宅配を望む消費者に対し、数百種に及ぶ商品、特価セットなどを一般の店舗より幅広く準備しており、今年は２けた成長を目指す」と表明した。
