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作成日：2009年4月15日_記事番号：T00014737
友邦産険、ビジネス犯罪保険を販売
米ＡＩＧ傘下の台湾子会社で、損害保険を扱う友邦産物保険は14日、企業を対象にビジネスに関連した不正や犯罪による損害を賠償する「商業犯罪防護保険」を発売した。カバーする内容は、従業員の不正による損失を補償する身元信用保険に加え、第三者の犯罪行為による損失や、不正リスクの事前審査、被害に遭ってからの企業信用回復の費用補償にまで及ぶ。15日付蘋果日報が報じた。
友邦産険の魏宝生総経理は、「ビジネス犯罪は手法が進化しており、企業が受ける損害規模も膨らんでいる」と指摘した。また2007年の犯罪調査統計によると、40カ国・地域の多国籍企業5,400社のうち、43％の企業が経済犯罪による巨額の損失を被ったことがあるという。そのうち89％は従業員あるいは内部に通じた者の犯行、さらに52％は経営者が信頼を置く管理職の犯行だったという。
蘋果日報によると、域内市場ではフェデラル・インシュアランス・カンパニー（聯邦産物保険）とエース・アメリカン（安達北美洲産物保険）が同様の保険について英文契約を昨年下半期から行っているが、中国語によるサービスは初めて。
