馬英九総統は16日午前、総統府で日本商工会議所の河部浩幸副会頭（福岡商工会議所会頭）と会見し、将来的には日台間で自由貿易協定（ＦＴＡ）または経済パートナー協定を結びたいとの考えを示し、「これに向け今後、日台間の経済関連会議はこれまでの局長級から部長級会議に格上げしたい」と語った。16日付中央社が報じた。
河部浩幸副会頭（左）から日本人形の記念品を贈られる馬総統（16日＝中央社）
また、河部副会頭との会見の中で馬総統は、「日本が製品を海外で販売する際の試験市場として台湾を利用してほしい」と話し、台湾の経営環境、歴史・文化的背景、市場規模からみてその役割に適しているとの認識を示した。
さらに馬総統は日台関係について、「台湾は大陸（中国）との関係改善を進めると同時に、バランスよく日本との関係も改善したい」と表明した。
