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彰化県の養豚場で口蹄疫発生か、市場流入の恐れも


ニュース 農林水産 作成日:2009年4月16日_記事番号:T00014772

彰化県の養豚場で口蹄疫発生か、市場流入の恐れも

 
 彰化県秀水郷の養豚場で飼育されている豚に、家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫感染の疑いが13日明らかになり、15日までに計28頭が殺処分された。ただ彰化県動物防疫所は、業者が口蹄疫感染の懸念を持ちながら隠し、症状が回復した豚を市場で販売していた疑いがあるとしている。同養豚場および周辺養豚場の口蹄疫の検査結果は早ければあす17日、明らかになる。16日付蘋果日報が報じた。
 
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問題の養豚場は直ちに人や車の出入り禁止措置が採られた(15日=中央社)
 
 この問題は、業者が13日食肉市場に持ち込んだ豚50頭のうちの10頭に、蹄(ひづめ)の黒ずみなど口蹄疫感染が疑われる症状が発見されたことで明らかになった。豚10頭はその場で殺処分の措置が採られた。続いて動物防疫所が15日、この業者の養豚場(計947頭)を調査したところ、さらに18頭に口蹄疫感染の疑いがあることが分かり、同じく殺処分とした。

 これを受け、行政院農業委員会動植物防疫検疫局は同養豚場および周辺、半径1キロメートル内の養豚場7カ所でワクチン注射を実施し、半径3キロ内の32カ所を訪問検査した。

 業者が口蹄疫感染の疑いを隠して豚を販売した場合、1万台湾元(約2万9,400円)以上、5万元以下の罰金が科される。