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台北市の未完成物件、1年で坪単価18%下落【図】


ニュース 建設 作成日:2009年4月16日_記事番号:T00014773

台北市の未完成物件、1年で坪単価18%下落【図】

 
 住宅専門誌「住展雑誌」がまとめた最新調査によると、台北市における第1四半期の未完成住宅物件の1坪当たり価格は58万1,000台湾元(約171万円)と、ピークだった昨年第2四半期の70万8,000元から17.9%下落した。同誌の倪子仁研発長は「年間2けたの下落は近年なかったことだ」と指摘している。16日付工商時報が伝えた。
 
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 第1四半期における台北市12行政区別の前期比価格動向をみると、信義区(前期比プラス29.6%)と中正区(同プラス1.3%)で上昇した以外はすべて下落となった。しかし、倪研発長によると、信義区でも計画区の高級住宅など特種案件を除けば、値上がり幅は3~5%増まで低下するという。また、下落幅が最も大きかったのは万華区のマイナス12.4%だった。

 ただ、台北市全体の第1四半期価格は、前期比マイナス1.5%と微幅の下落にとどまっており、ここ1年続いた下落も打ち止め感があるとの指摘も出ている。