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KYMCO、中国・湖南工場の閉鎖を検討か


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年4月16日_記事番号:T00014780

KYMCO、中国・湖南工場の閉鎖を検討か

 
 二輪域内最大手の光陽工業(KYMCO)はこのほど中国事業の見直しを行った。中国では宣伝・販売を強化する一方で、赤字の続く湖南工場の閉鎖を検討しているもようだ。16日付工商時報が伝えた。

 同社関係者によると、湖南のオートバイ工場の生産台数は年間2万~3万台にすぎず、内陸部に位置し輸送費がかさむために、中国外へ輸出した場合、利益を期待できないという。このため、今年の春節(旧正月)前後に生産ラインを3分の1に縮小し、内部で閉鎖の検討に入っているという。

 同社は一方で、年間1,000万台以上の中国内需市場を好感しており、流通経路の整備や広告宣伝の強化のため、同社江蘇省の現地法人、常州光陽摩托車に500万米ドルを投入すると決定した。

 同社は中国に進出して13年、江蘇省常州および湖南省長沙で計20万台以上を生産している。常州工場は中国市場向けが6万台、中南米や中近東、東南アジアなどの海外市場向けが12万台で、既に黒字転換している。