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劉行政院長、温室ガス削減で原子力を有望視


ニュース その他分野 作成日:2009年4月17日_記事番号:T00014795

劉行政院長、温室ガス削減で原子力を有望視

 
 劉兆玄行政院長は16日に閉幕した全国エネルギー会議で、今年を「再生エネルギー条例推進元年」と位置付け、温室効果ガス削減の理念実現に向けた政策を実施していく方針を強調。これに関連し、「原子力が温室ガス低排出環境に向けた過渡的オプションであることは既成事実だ」と述べ、原子力発電の強化を図っていく考えを示した。17日付経済日報が伝えた。

 劉行政院長は「台湾では現在原発3カ所が稼働しており、第4原発も運転が始まる。原子力は低排出環境に向けた過渡的オプションだが、政府は原子力の安全、放射性廃棄物の処理技術改善、透明な監視システムの強化などに取り組む」と強調した。

 劉行政院長は記者会見で、第4原発1号機の運転開始は安全面と工事の進行状況を考慮し、当初予定を2年先送りし、2012年とすることが確定していると説明。また、既存原発の運転期間延長や拡張計画はないとした。