ニュース 運輸 作成日:2009年4月17日_記事番号:T00014803
万海航運(ワンハイラインズ)や陽明海運(ヤンミンライン)など海運大手は、海運業界の運賃市況低迷で業績悪化が懸念される中、用船契約で他社から借用している船舶の数を減らし、経費節減に取り組む。17日付工商時報が伝えた。
今年、13隻の用船契約が満期を迎える万海航運は、16日までに満期を迎えた8隻を既に返却し、14億台湾元(約41億円)以上の支出を削減できる見込みだ。7月に満期となる残り5隻についてはリース契約を継続するかどうか現在交渉中だという。
このほか、欧州線や米西海岸線など長距離航路で、他社コンテナスペースの借用や他社との共同運航に切り替えて輸送力の大幅な削減に努めており、市場では通年で節減できる経費は計48億元程度で、同社は今年、黒字を確保できるとみている。
一方、陽明海運も今年満期を迎える5隻の用船契約について、更新しないことを決定した。9月までに返却する予定で4億~5億元のコスト削減につながるとみられる。さらに来年満期の3隻、再来年満期の4隻についても更新せず、自社船舶の運航に切り替える予定だ。
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