ニュース 電子 作成日:2009年4月17日_記事番号:T00014814
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業の郭台銘董事長は16日、中国のライバル企業、比亜迪(BYD)にこれまで約1万件の企業秘密を盗まれ、数百億台湾元(1元=約2.94円)に上る被害が出ていると語り、中台が締結を目指している両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に、台湾企業の知的財産権保護の強化を盛り込むよう政府に呼び掛けた。17日付工商時報などが報じた。
鴻海株は昨年年初の200元から、一時54元まで下落。郭董事長(右)は16日の株主総会で「株価が回復するまでは引退しない」と表明した。17日終値は89.9元(16日=中央社)
郭董事長は16日開催の株主総会で、BYDが鴻海の従業員から企業秘密を盗んだ証拠という電子メールを書面で初めて公表し、台湾でも香港に続いて訴訟を起こす考えがあると語った。
また景気見通しについては、「今は太陽が見えているが、いつまた雲に隠れてしまうか分からない」と表現した。
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