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南亜科技が66%減資、予想上回る


ニュース 電子 作成日:2009年4月20日_記事番号:T00014845

南亜科技が66%減資、予想上回る

  
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技は17日の董事会で市場予想(5割)を大きく上回る66.43%、311億7,800万台湾元(約910億円)の減資を決定した。減資完了後、上限80億株の株式発行により現金増資および第三者割当増資を実施する。18日付経済日報が伝えた。

 南亜科技の1株当たり純資産は昨年末に6.1元まで落ち込み、今年第1四半期は赤字が続いたため、行政院金融監督管理委員会(金管会)の規定により株式の現金取引を義務付けられる5元を割り込んでいた。白培霖副総経理によると、今回の減資で資本金は157億5,500万元に縮小、1株当たり純資産は10元以上に回復する見込みだ。

 今後の増資については、台プラグループ主要4社を中心としたグループ企業が引き受け先となり400億~500億元を出資、全面的にバックアップする姿勢を示している。現在の持株比率は南亜塑膠工業(南亜プラスチック)の37.78%を筆頭に、グループ全体で合計47.55%に達している。