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華信航空、台北〜高雄1日1往復に増便


ニュース 運輸 作成日:2009年4月21日_記事番号:T00014863

華信航空、台北〜高雄1日1往復に増便

 
 華信航空(マンダリン航空)は、台湾高速鉄路(高鉄)の減便を好機とみて、現在週3往復の台北~高雄便を、4月30日から1日1往復に増便する。毎日、高雄発が午前7時、台北発は午後4時45分。21日付中国時報が報じた。

 高鉄は不景気による乗客減を受けて3月16日から毎日平均18便の大幅な減便を実施。月曜日から木曜日までの午前10時40分からの約6時間、および午後9時以降、台北~高雄で途中停車駅が板橋・台中のみの最速列車「直通便」の運行を取りやめた。 

 この時間帯に高鉄を利用する場合、台北~高雄の所用時間は2時間となり、50分の華信の2倍以上となった。利用料金は華信のほうが1,000~1,500台湾元(約2,900~5,800円)高いが、高鉄の減便後、華信の利用客は約15%増加した。

 華信は6月の台北市の都市交通システム(MRT)内湖線の開通で松山空港の利便性が高まることや、7月の高雄でのワールドゲームズ開催、松山空港利用の中台直航便の拡大などの要因によって、台北~高雄の域内航空線の利用者も増えるとみている。

 台北~高雄を運航する航空会社は華信のみとなっていたが、高鉄の減便前の段階では赤字を理由に交通部に運航取り止を申請していた。このため、同路線は今年7月以降に廃止になるとみられていた。