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郭台銘・鴻海董事長、金融業参入に意欲


ニュース 金融 作成日:2009年4月21日_記事番号:T00014864

郭台銘・鴻海董事長、金融業参入に意欲

 
 鴻海精密工業の郭台銘董事長はこのほど、将来金融業界に参入する考えを明らかにした。鴻海は今年に入り、従来のハード製造路線と異なるソフトウエア開発や、流通販売などに乗り出す姿勢を示しており、業務拡大は分野を問わず進める構えだ。21日付蘋果日報が伝えた。

 郭董事長は「シティバンクやAIGなど安定が揺るがないと思われていた金融機関さえ問題が起きた。金融業は変わらなければならない」と指摘。その上で、「当グループが金融業に参入した場合、これまでとは方法論が全く異なるものとなる。地に足の着いた製造業の精神を取り入れる」という考えを語った。

 郭董事長はこのほか、今年のグループ全体の売上目標として2兆4,000億台湾元(約7兆円)という数字を挙げ、民間最大の企業グループ、台塑集団(台湾プラスチックグループ)から首位の座を奪取すると宣言した。台プラグループは2007年、売上高2兆64億元で域内企業の過去最高売上高を記録している。