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銀行の自己資本比率、5行が要注意水準に【図】


ニュース 金融 作成日:2009年4月21日_記事番号:T00014867

銀行の自己資本比率、5行が要注意水準に【図】

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、昨年末時点の各銀行の自己資本比率(BIS)をまとめた。域内36行のうち、▽聯邦銀行▽日盛国際商業銀行▽板信商業銀行▽高雄銀行▽陽信銀行──の5行は同比率が9%を下回り、資本強化が必要として金管会による厳しい監視下に置かれている。21日付工商時報が伝えた。
 
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 5行の自己資本比率は低い順に、▽聯邦銀、8.44%▽日盛国際商銀、8.57%▽板信商銀、8.67%▽高雄銀、8.77%▽陽信銀、8.93%──。

 金管会銀行局によると、日盛国際商銀は既に累積赤字が資本金の3分の1に達し、一定期間内に増資を行うよう求められている。また、他の4行も自己資本比率が同じく増資実施を求められる8%を割る寸前にあるとして、年内に劣後債などの発行で資本強化を要するとされている。

 金管会は、これらの銀行は、融資額が少しでも増加すると、自己資本比率が8%以下に落ち込む可能性があると指摘した。