次世代高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）の事業免許を獲得した通信会社、全球一動（グローバル・モバイル）は、米WiMAX事業者、クリアワイヤと提携交渉を行っており、今週中に詳細を発表する計画としている。21日付電子時報が報じた。
何薇玲・全球一動董事長は先日、基地局設置やサービス開始に向け、今年11億～19億台湾元（約32億～55億円）の増資を予定しており、海外企業と戦略提携を結ぶ可能性もあると語った。全球一動の現在の資本金は11億2,700万元だ。
全球一動は４月中に、国家通信伝播委員会（ＮＣＣ）から基地局敷設の認可を受けて正式に着工する見通しだ。このほどノキア・シーメンス・ネットワークスと調達契約を結び、同社からまず基地局100基と関連設備を５億元で購入する予定だ。当初は新竹でサービスを開始し、その後、北部でネットワークを広げる計画。業界では、30億元の資金が必要とみられている。
