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プロモスへの30億元追加融資、債権行の同意いまだ得られず


ニュース 電子 作成日:2009年4月21日_記事番号:T00014876

プロモスへの30億元追加融資、債権行の同意いまだ得られず

 
 財政危機に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は20日、債権銀行団と30億台湾元(約87億円)のシンジケートローン(協調融資)契約を正式に結ぶ予定だったが、債権行側の同意が得られなかった。このため、債務不履行に陥った3億5,000万米ドルの海外転換社債(ECB)の公開買い付けが、最終期限としていた17日を過ぎた現在も実施できていない状況だ。21日付工商時報が報じた。

 債権行の一つ、第一商業銀行(ファーストバンク)の周伯蕉副総経理は20日、プロモスからECBの公開買い付け実施の確約を受けていないため、増資に同意していないと語った。最大債権行の台湾銀行も21日、「融資契約に疑問点があり、現在も依然プロモスと協議を継続中」とコメントした。

 プロモスは20日夜、引き続き債権行との交渉に当たり、1週間以内に融資契約を締結したいと表明。社債保有者に対しては、時間を与えてくれるよう望むとした。