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迎輝のITOフィルム、Q2中に量産


ニュース 電子 作成日:2009年4月21日_記事番号:T00014879

迎輝のITOフィルム、Q2中に量産

  
 光学フィルムの迎輝科技(EFUNテクノロジー)は20日、タッチパネル用ITO(酸化インジウムスズ)フィルムのテスト生産を既に開始し、第2四半期中の量産を予定していることを明らかにした。タッチパネル世界最大手の洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)や熒茂光学(ミルデックス・オプティカル)などのメーカー向けに出荷し、年内に5億台湾元(約14億4,000万円)の売り上げを見込んでいる。21日付工商時報が伝えた。

 同社は昨年末にITOフィルムに参入した。メーカーの多くが日本から設備と技術を導入する一方で、同社は独自の特許技術を持ち、ドイツから設備を導入している。既に10数社のタッチパネルメーカーにサンプルを送り、認証を待つ段階だ。

 第2四半期内の量産開始後は、月産能力7万5,000平方メートル、年産は80万平方メートルに達する。同社はITOフィルムが今年の成長の原動力になると期待している。

 同社は主力の液晶用輝度向上フィルムの4月の出荷量について、前月比30%増と予測している。業績は第1四半期に底を打っており、ITOフィルムの量産開始で今後は徐々に向上する見通しだ。