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サラリーパーソンに人気爆発、ブログで副業


ニュース 社会 作成日:2009年4月22日_記事番号:T00014885

サラリーパーソンに人気爆発、ブログで副業

 
 アルバイト情報サイト「Jcase兼差外包銀行」によると、金融危機で多くの企業がリストラや無給休暇を実施したことで、副業を探す人が激増している。同社会員は今年1月の9万人から、4月17日時点で12万6,783人に増えたという。

 なかでもサラリーパーソンができる副業として人気が高いのが、インターネット上の個人のブログで製品を紹介するバイトだ。相場は1字0.5台湾元、600~800字の原稿で300~400元(約870~1,160円)の収入になるという。ブログのアクセス数によっては500元~2,000元が得られることも。

 このようなライターのバイトが増えた背景には、不景気の影響で、多くの企業がこれまでのように広告宣伝に多額の経費をかけられなくなったことがある。そこで企業が目を付けたのが、ここ数年流行しているブログだ。

 ネットユーザーの中には、企業の公式サイトだけでなく、ブログの中からさまざまな情報を探し出して、参考にする人が増えており、ブロガー(ブログを書く人)の個人的な記録が、ネットユーザーの指南役になるケースも多い。

 そこで企業側は、個人のブログで自社製品をアピールしてもらい、この「素人によるセールス」によってネットユーザーの共感を生み、PR効果を狙おうというわけだ。閲覧数の多いブログは当然、宣伝効果も大きくなる。

 例えば、大手求人情報サイト「104人力銀行」のアルバイト募集にあるのが「オンライン麻雀ゲーム」のライター。無料でオンライン麻雀ゲームを楽しんだ上で、500字の推薦文を書いてブログに掲載すれば、報酬は約400元というおいしいバイトだ。ほかにも「便秘の話題」「若いセレブ」「犬の飼い主」など実にさまざまなブログのライター募集があるとか。

 アクセス数が累計330万件を超えるというブログの達人、陳慶鴻さんによると、自分の経験や感想をありのままに報告し、良いものを分かち合いたいという気持ちを行間に漂わせ、製品のメリットを強調するのがコツで、うそやごますりはタブーだという。