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中台直航便の以遠権、交通部が実現を困難視


ニュース 運輸 作成日:2009年4月22日_記事番号:T00014888

中台直航便の以遠権、交通部が実現を困難視

 
 中台窓口機関による第3回トップ会談(江陳会談)を控え、李龍文・交通部民用航空局長は21日、政治的要素や双方の利益が公平ではないことから、中台間で航空機の以遠権に関する交渉を行うことはかなり困難だとの認識を示した。中央社電が伝えた。

 李局長は「以遠権は複雑な政治問題が絡む上、第三国の同意を得る必要があり、第三国にも同様の路線開設を認める必要があることから、中台路線を中台の航空会社に限るとした精神にも合致しない」として難色を示した。

 このほか、以遠権を認めた場合、中台が得る実質的利益に差があることも問題点だ。台湾の航空会社は中国での乗り入れ都市が多く、以遠権に基づき欧州へ路線を延長した場合、高い需要が見込める。これに対し、中国の航空会社が台湾経由で東南アジア、北東アジア、オセアニアなどへの路線を運航したとしても需要は限られる。