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公共建設事業の落札価格、下限設定へ


ニュース 建設 作成日:2009年4月22日_記事番号:T00014891

公共建設事業の落札価格、下限設定へ

 
 行政院公共工程委員会の范良銹主任委員は21日、建築、道路橋りょう、水利、軌道の4分野における公共建設事業の落札価格に下限を設け、行き過ぎた安値入札に歯止めをかける意向を示した。落札価格の下限は事業予算の85~90%に設定する案が有力だ。22日付工商時報が伝えた。

 范主任委員は記者団との懇談で、「建設会社による安値での落札競争により、工事の質的低下や手抜き工事を招く事態を解消するため、政府調達法改正を待って、落札価格に下限を設けたい」と述べた。

 建設業界も安値落札による収益性低下を懸念しており、業界団体の台湾区綜合営造工程工業同業公会は同日、最低落札価格の80%以下を入札無効とし、行き過ぎた安値による落札を防ぐべきだとする申し入れを行った。