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作成日：2009年4月22日_記事番号：T00014903
ＭＥＭＳ産業、政策的補助の対象に
台湾政府はこのほど、域内半導体メーカーが微小機械電子システム（ＭＥＭＳ）産業の発展に全力で当たれるよう、同産業を「政策性補助産業」に含めることを決定した。今後メーカーがＭＥＭＳ関連で経済部のハイテクプロジェクト補助を申請する際は、従来の「最長３年、補助金最高額3,000万台湾元（約8,750万円）」の制限を受けない。経済部内部の計画では３億元の補助金支給も可能とされる。22日付電子時報が報じた。
今回の決定に対し半導体メーカーは、「政府が初めて主体的に産業発展への対策を打ち出した」と好感している。
またＭＥＭＳ産業が政府補助の対象に入ったことは、聯華電子（ＵＭＣ）がさきごろ「Mixed-Signal／ＭＥＭＳ」の製造プロセス技術で認証を取得したことと関連があるとされる。
ＵＭＣが認証を取得した製造プロセスは標準ＣＭＯＳロジックプロセスを採用しており、ＭＥＭＳ市場参入を検討するＩＣ設計業者にとって生産の委託先不足の問題が解消した。このため、今後は政府補助を申請する業者が増加するとみられる。
