ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

コンパルのMID人員、一部をネットブック部門に移転


ニュース 電子 作成日:2009年4月22日_記事番号:T00014907

コンパルのMID人員、一部をネットブック部門に移転

 
 インテルがMID(モバイル・インターネット・デバイシズ)事業で研究開発(R&D)および生産委託の規模を縮小すると伝えられる中、同社が結成したMID連盟「MID Innovation Alliance」の主要メンバー、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が、既に同製品の開発リソースを大幅に縮小し、同事業の責任者が離職したとの観測が出ている。コンパルはこれに対し、事業責任者の離職は認めたものの、「低価格ノートパソコン(ネットブック)の出荷が増加しているため、MID人員を一部そちらに回しただけだ。同事業から撤退する訳ではない」と反論した。22日付電子時報が報じた。

 コンパルはMIDの将来性を好感し、昨年フランスの電信業者、SFRと提携して「My PC Pocket」を発売したほか、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)の「M528」を受託生産している。ただ、両製品とも売れ行きは芳しくないという。

 さらに昨年下半期以降、ネットブックが爆発的な人気となり、MIDの存在を脅かすまでに成長したため、市場ではコンパルがMID事業からの撤退も視野に入れた戦略の転換に着手したとの見方が出ている。