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台湾GPS業界、「ガリレオ」使用可能に


ニュース 電子 作成日:2009年4月22日_記事番号:T00014909

台湾GPS業界、「ガリレオ」使用可能に

 
 工業技術研究院(工研院)は21日、欧州の衛星測位技術に関する組織、ESNC(European Satellite Navigation Competition)と、全地球測位システム(GPS)産業組織「世界ガリレオ産業連盟(Global Galileo Industry Alliance、GGIA)」への参加同意書を交わした。これにより、台湾のGPS業者は欧州の衛星測位システム「ガリレオ」の使用権を取得することになる。22日付工商時報が伝えた。

 工研院の李鍾熙院長はGGIAへの参加について、「台湾の技術を世界にアピールでき、欧州GPS産業のサプライチェーンの参入にも役立つ」とメリットを指摘。また、将来の成長が期待される中国GPS産業での台湾メーカーの商機獲得を支援したいと語った。

 GGIAはドイツのT-Systemsやシーメンス、米NAVTEQなど大企業1,500社が加盟している。李院長は台湾では少なくとも30~40社が加盟する見込みだと語った。

 台湾のGPS産業の昨年の生産額は2,123億台湾元(約6,185億円)で、世界市場で20.3%のシェアを占めた。主な製品は関連のハードウエア、チップやモジュール、システム部品など。