毛治国交通部長は22日、台湾各地に都市交通システム（ＭＲＴ）建設を望む声がある中、「路線バスも十分に走れない（利用者が少ない）のに、鉄道建設を語る資格はない」と述べ、ＭＲＴ建設を強行すれば、「将来的に災難を招くだけだ」との厳しい認識を示した。23日付中国時報が伝えた。
台湾では台中ＭＲＴの建設計画が着工に向け動き出している以外に、新竹、桃園、台南でもＭＲＴ建設構想がある。
毛交通部長は「ＭＲＴを建設するなと言っているのではなく、十分な輸送量が見込めさえすれば、建設しても構わない」と述べた上で、輸送量の予測が水増しされたとの批判がある台中ＭＲＴを念頭に、「同じ過ちは繰り返さない」と強調した。
