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プロモスへの30億追加融資、今週中に実現か


ニュース 電子 作成日:2009年4月23日_記事番号:T00014940

プロモスへの30億追加融資、今週中に実現か

 
 財務危機に陥った中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)に対する資金的支援として、焦点となっていた債権銀行団による30億台湾元(約87億円)のシンジケートローン(協調融資)が今週中にも実現する可能性がでてきた。銀行団のうち第一商業銀行(ファーストバンク)が22日、同行を含めた4行の保有するプロモスの海外転換社債(ECB)3,000万米ドルについて、プロモスが4分の1に当たる750万米ドルを台湾銀行の口座に入金すれば融資を実行すると譲歩したためだ。プロモスはこの条件に同意しているという。23日付経済日報が報じた。

 銀行団はプロモスに対するECB償還要求を一時停止して協調融資を実行する上で、ECB償還で銀行団を優先対象とすることを、重要条件の第2位とするよう求めていた。しかし、プロモスが応じなかったため、交渉は足踏み状態となっていた。

 幹事行である台銀は第一銀の譲歩について、「ECB償還以外にも解決すべき問題がある。他行と協議して24日までに決定をしたい」とコメントした。