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トップは「ごくつぶし」、失業者の耳に痛い言葉ランキング


ニュース 社会 作成日:2009年4月24日_記事番号:T00014945

トップは「ごくつぶし」、失業者の耳に痛い言葉ランキング

 
 行政院主計処の統計によると、3月の失業率は5.81%、失業者数は63万人と過去最悪を更新。失業の影響を受けた家族を含めると138万人に上るという。

 誰だって失業すれば落ち込んで、怒りっぽくなるもの。家族や友人など周囲の人たちの言葉にも、つい敏感に反応しがちだ。

 台湾憂鬱症(うつ病)防治協会と財団法人董氏基金会が「失業中、人に言われて一番嫌な言葉」をインターネットを通じて募集したところ、4月8~15日の7日間で1,750人から回答が寄せられた。

 調査によると、失業者に最も耳の痛いのは「非難の言葉」(37.1%)。例えば「このごくつぶし(無駄飯食い)!」「ちゃんと仕事を探しているの?」「なんて役立たずなんだ!」など。
 次いで嫌な言葉は、「どこにお勤め?」「仕事見つかった?」「どんな仕事を探しているの?」などの「質問型」(31.1%)。

 「働かなくていいなんて本当に幸せね」「君は上司に怒られなくていいね」などの「風刺の言葉」(8.5%)や、「仕事より玉の輿を探したら」「仕事探しでより好みは駄目」「長期無給休暇だと思えばいい」といった「アドバイス型」(7.4%)も、失業者は聞きたくない。

 また、失業者の前で「ああ、今日も残業だ」「忙しくて死にそう」「昇給した」などの「自慢」(6.6%)もタブー。かといって「心配いらないよ、焦らないで」「また頑張ればいい」などの「励ましの言葉」(4.2%)でも気に障る人もいるから難しい。

 憂鬱症防治協会によると、家族など周囲が温かい目で応援すること以外に、失業者本人が気持を整理し、「仕事は失くしても志は失くさない」「危機は転機」と前向きに考えることが重要だ。もし、うつ状態が2週間以上続く場合は、専門医の診察を受けるべきだという。