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格安エアアジア、台北〜KLに7月就航


ニュース 運輸 作成日:2009年4月24日_記事番号:T00014972

格安エアアジア、台北〜KLに7月就航

 
 格安航空のアジア最大手、マレーシアのエアアジアは23日、7月1日に台北~クアラルンプール(KL)が就航すると発表した。台湾乗り入れを記念して、先着5,000人を対象に片道運賃888台湾元(約2,570円)のキャンペーンもスタートした。同社は東南アジアを中心に65都市に就航しており、台湾から格安で各地に移動できる手段として人気を呼びそうだ。24日付中国時報などが報じた。

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破格の運賃を実現してきたエアアジア。東南アジアには同社のファンは多い(23日=中央社)
 
 エアアジアの台北~KL便は、月曜日と土曜日を除く週5便の運航で、台北発は午後3時55分、KL発は午前10時となる。使用機材はエアバスA330で383人乗り。

 キャンペーンは4月24日から5月3日までで、7月1日から来年1月31日までのフライトが対象。運賃888元のほか、空港税約700元などを含めても1,658元でKLに移動できるという。華信航空(マンダリン航空)の台北~高雄の優待料金をも下回る価格だ。

 キャンペーン終了後の台北~KLの運賃は1,390~9,390元。早めに買うほど運賃が安くなるシステムだ。一般の航空会社の台北~KLのチケット価格はオフシーズンが約7,000~8,000元で、最近はキャセイパシフィック航空がインターネットで5,600元という低価格を打ち出している。ハイシーズンの価格は1万2,000~1万4,000元で、これらと比べるとエアアジアがいかに安いか分かる。

 なお、エアアジアは荷物預けや機内での飲食、ゲームなどのエンターテインメントサービスはすべて有料だ。

 

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充実した路線網が魅力

 台湾に乗り入れている格安航空会社には現在、台北~シンガポールを運航するシンガポールのジェットスター・アジア航空、および台北・高雄~マニラを運航するフィリピンのセブパシフィック航空の2社がある。このうち、セブパシフィックの高雄~マニラは5月9日以降休止となる。

 これら2社と比べたエアアジアの魅力は路線網の充実だ。同社の乗り入れは18国・地域65都市に上り、中国は天津、杭州、海口など6都市、また、インド(ティルチラパリ)やオーストラリア(メルボルンなど3都市)、ロンドンにも就航している。うまく乗り継げば、長距離の移動も格安で可能になる。

【表】