次世代高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）の事業免許を獲得した通信会社、全球一動（グローバル・モバイル）は24日、米WiMAX事業者、クリアワイヤと技術面での提携契約を締結した。クリアワイヤは全球一動への出資も計画していることを認めたが、国家通信伝播委員会（ＮＣＣ）の許可が必要となる。さらに同じくWiMAX事業免許を取得している威達超舜電信多媒体（ビー・テレコム・マルチメディア）も同日、クリアワイヤとの提携覚書（ＭＯＵ）を交わした。25日付経済日報が伝えた。
提携書を取り交わした何薇玲・全球一動董事長（左２）と、クリアワイヤのバリー・ウエスト社長（右２）（24日＝中央社）
全球一動の何薇玲董事長によると、クリアワイヤとの提携内容は、国際ローミングサービス、清算センター、および知的財産権におけるノウハウ提供。また、クリアワイヤによる全球一動への出資に関しては、「現時点で未定」とし、技術供与に関する権利金についてもコメントも避けた。
一方、威達超舜はクリアワイヤと国際ローミングやコンテンツサービスで提携し、クリアワイヤは技術供与による出資を行うもようだ。賴富源・威達超舜董事長によると出資比率は10％未満となるという。
