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台北県議会、直轄市への単独昇格計画を決議


ニュース 政治 作成日:2009年4月28日_記事番号:T00015007

台北県議会、直轄市への単独昇格計画を決議

 
 台北県議会は27日、台北市との合併ではなく、同県単独で直轄市への昇格を目指す計画書を可決した。28日付中国時報が伝えた。

 決議は馬英九総統が掲げた台北市、台北県、基隆市の大合併構想と矛盾するだけに、県議会内にも疑問の声が上がったが、周錫瑋県長は「台北県民は台北市と同様の公平な待遇を望んでいる。もし失敗したならば、再選は目指さない」として押し切った。

 周県長は改正地制法に基づき、地方自治体や議会が自発的に直轄市昇格計画を発議できることになった点を計画書の根拠として挙げている。計画書は5月末までに内政部に提出される。

 これに対し、野党・民進党の蔡英文主席は、聯合報の取材に対し、「台北県の単独昇格は蘇貞昌・元行政院長による台北県長選への出馬を封じることが目的だ」と述べ、選挙だけを目的に自治体の昇格や合併を論議すべきではないと訴えた。