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3月の景気対策信号、7カ月連続で「後退」の青【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年4月28日_記事番号:T00015010

3月の景気対策信号、7カ月連続で「後退」の青【図】

 
 行政院経済建設委員会(経建会)が27日発表した3月の景気総合判断指数は、2月と同じく10ポイントで、景気対策信号は7カ月連続で「後退」を示す「青」が点灯した。経建会は「景気は依然として低迷中」という見方を崩していない。28日付経済日報が伝えた。
 
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 一方、先行指標総合指数は1月の86.6ポイントから2月には87.6ポイント、3月には88.9まで上昇、同時指標総合指数は1月の79.4ポイントから2月には79.7ポイント、3月には80.3ポイントと、いずれも2カ月連続で回復している。これに関し経建会経済研究処の洪瑞彬処長は、「上昇傾向は強いとは言えず、景気が底を打っただけとしか言えない」と指摘。「先行指標上昇率の半年平均がプラスに転じて初めて『景気回復』を宣言できる。今後も数カ月の観察を要する」と慎重な見方を示した。

 洪処長は、3月の先行指標は、M1B(現金通貨と預金通貨)や株価指数など金融面で好転し、輸出受注などの貿易面や消費面、生産面でこれまでの悪化傾向が改善されたが、労働状況は依然として厳しい情勢だと説明した。