ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年4月28日_記事番号:T00015018
裕隆集団が進める、台湾初となる低価格「国民車」計画は、中国・吉利汽車(浙江省)の小型車「吉利熊猫」を台湾で組み立て、「TOBE」という新たなブランドを冠して今年9月に発売する予定となっている。吉利側が部品の供給価格で大幅な譲歩を見せたことから、裕隆は35万台湾元(約100万円)以下での販売が可能となる見込みだ。28日付経済日報が報じた。
「TOBE」第1弾は「熊猫」1,300ccモデルで、来年には1,100ccCVVT(連続可変バルブタイミング機構)エンジンモデルの発売も計画している。裕隆幹部によると、既に6台の「熊猫」を組み立てて耐久テストを実施済みで、排ガスなどの環境テストも通過しているという。
裕隆では「TOBE」ブランドの立ち上げに当たって新会社を設立する計画だが、組み立ては三義工場(苗栗県)で行い、販売は裕隆通用汽車(YULON GM)および順益汽車の販路を利用する予定だ。
業界関係者によると、吉利側が供給価格で譲歩したということは、両社の提携は「熊猫」だけにとどまらず、今後は新車の研究開発(R&D)、設計などにも拡大するとみられる。
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