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中華汽車の08年赤字、54億元で過去最悪


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年4月28日_記事番号:T00015020

中華汽車の08年赤字、54億元で過去最悪

 
 裕隆集団傘下の中華汽車工業は2008年の純損失が54億6,600億台湾元(約157億円)に上り、創業40年で最悪の赤字となった。これを受け、同社は27日の董事会で、今年は上場以来初めて株主への配当を行わないことを決議した。28日付経済日報が伝えた。
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 中華汽車が27日開催した説明会によると、同社の昨年の業務外損失は計60億1,400万元に上った。内訳は▽金型など設備資産価値の減損、36億3,800万元▽中国・東南汽車などへの長期投資による損失、15億8,300万元▽在庫評価損、3億6,800万元▽金融資産の評価損、1億7,300万元――。劉普揚財務経理は「当社の財務構造は健全で、運営には問題なく、減資の予定もない」と強調した。

 同社はこのほか、三菱自動車と「中国の自動車事業における協力強化」を目的とした覚書を締結した。中華汽車は13年までの5年間で三菱自動車に対し50億円を支払い、両社合弁の東南汽車への技術と製品の提供、および同社を三菱の中国展開における拠点とすることに保証を取り付けたい考えだ。