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台湾のWHO年次総会参加、正式決定


ニュース 政治 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015038

台湾のWHO年次総会参加、正式決定

 
 葉金川・行政院衛生署長は29日、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン(陳馮富珍、香港)事務局長から、WHO年次総会(WHA)への正式な招待状を受け取ったと発表した。葉衛生署長は5月18日からジュネーブで開かれる総会に「中華台北」代表としてオブザーバーの立場で出席することになる。台湾の国連組織の活動への参加は、1971年の脱退以来38年ぶりとなる。29日付中央社電子版などが報じた。

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葉衛生署長は王立法院長(右)にWHOからの招待状を報告。新型インフルエンザの拡大防止で各国の連携の必要性が高まっており、実質的なメリットも大きい(29日=中央社)

 WHAへの参加が正式に決定したことを受けて馬英九総統は同日午前、蕭万長副総統、劉兆玄行政院長、王金平立法院長、呉伯雄国民党主席などを集めて会議を開き、「昨年5月の就任後、継続してきた努力が実り、ついに今年WHO年次総会に参加できることになった」と宣言した。

 今回の参加決定の要因として馬総統は、与野党あげての積極的な推進、日本や米国、欧州連合(EU)などの支援に加え、昨年末に胡錦濤中国国家主席が台湾のオブザーバー参加を認める発言を行ったことをはじめ、「大陸(中国)当局の善意」を挙げた。