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台鉄線路立体化、駅舎保存に苦心


ニュース 運輸 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015042

台鉄線路立体化、駅舎保存に苦心


 台湾鉄路管理局(台鉄)は台中、台南、嘉義、新竹などで線路の高架化工事や地下化工事の実施を予定しており、それに伴い、日本統治時代に建てられた駅舎の保存問題が注目されている。交通部鉄路改建工程局は今後、主要駅で線路高架化工事を行う際、駅舎を移転せず、新駅舎の一部として活用する方針を打ち出した。29日付中国時報が伝えた。

 台鉄は2002年に線路地下化工事の一環で、高雄駅の旧駅舎を80メートル余り移動して保存した経緯がある。今後の駅舎保存に当たっては、移転を行わず、従来の場所での保存を原則としていく。

 このうち、台中駅の線路高架化工事では、1917年に完成したれんが造りの現駅舎を保存し、新駅舎は東隣に建設する。2014年の高架化工事完成後も現駅舎を新駅舎と接続する形で活用する。

 線路地下化工事が行われる台南駅でも現駅舎をそのまま保存し、東に40メートル離れた地点に地下新駅を建設する方針が決まった。