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中国人観光客、2〜3人の自由旅行解禁検討


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015046

中国人観光客、2〜3人の自由旅行解禁検討

 
 劉兆玄行政院長は28日、中国人観光客に事実上の自由旅行を解禁する方向で検討していることを明らかにした。2~3人単位のグループによる渡航を認めることを視野に入れている。29日付工商時報が伝えた。

 ただ、総量規制の変更はせず、1日当たりの入境者数を5,000人以下に抑えることで、旅行商品の質的低下を防ぐ方針だ。

 劉行政院長は「最近の中国人旅行客のツアーの質的低下は、開放初期に団体方式を取っていることによる問題だ。団体の最低人数を現在の5人から2~3人に引き下げたい。2~3人ならば相当自由な旅行が可能になる」と述べた。

 中国人観光客の受け入れ枠は、中国の労働節(メーデー)連休に合わせ、一時的に1日当たり7,200人に拡大しているが、5月2日からは同4,311人に戻される。

 劉行政院長はまた、混雑が目立つ観光地について、中国人観光客の受け入れ人数を制限するなどして、ツアー客の分散を図っていく考えを示した。