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ビニールテープの炎洲、亜洲化学の経営権獲得に失敗


ニュース 石油・化学 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015052

ビニールテープの炎洲、亜洲化学の経営権獲得に失敗

 
 ビニールテープ大手の亜洲化学(エーケム・テクノロジー)の経営権獲得を目指す同業の炎洲は28日、亜洲化学の発行済み株式11%に対する公開買い付け(TOB)を実施したが、わずか0.59%の取得に終わり、出資比率は20.13%までしか拡大せず、経営権獲得に失敗した。29日付経済日報が報じた。

 このため、炎洲は筆頭株主として、董事会への参加を目指す方針。6月に予定される亜洲化学の定時株主総会で役員の全面改選を提案することを検討しているが、これは亜洲化学側に拒否される可能性が高いとみている。

 一方、亜洲化学側は、炎洲による経営権獲得を目指した動きに不快感を示しており、29日付工商時報に意見広告を掲載して馬英九総統や行政院金融監督管理委員会(金管会)などに対し、炎洲の資金の用途について厳格な調査を行うよう要求した。