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鉄鋼・金属
作成日：2009年4月29日_記事番号：T00015055
中鋼Ｑ１業績、95億元の赤字
中国鋼鉄（ＣＳＣ）は28日、今年第１四半期は95億7,100万台湾元（約274億円）の損失を計上したと発表した。昨年第４四半期の182億6,400万元に続く赤字で、▽鉄鋼製品の遡及（そきゅう）値下げ▽原料価格の高騰▽在庫評価損──の３要因による損失が82億元に上ったとしている。また同期の営業損失は88億7,200万元で過去最悪を記録した。29日付工商時報が報じた。
２期連続の赤字について陳源成・中鋼総経理は、「製品価格の決定で、自社の利益だけでなく川下メーカーの競争力も考慮したため、製品価格と原料価格が逆転するという不合理な状況となった」と説明した。今後は世界的な減産による効果や、市場における需要の回復が期待され、同社の業績も遅かれ早かれ回復するとの見通しを示した。
