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Qisda、下半期に電子ブック参入へ


ニュース 電子 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015060

Qisda、下半期に電子ブック参入へ

 
 明基友達集団の電子機器受託生産メーカー、佳世達科技(Qisda)の熊暉総経理は28日、早ければ今年下半期にも電子ブックリーダー製品を発表すると明らかにした。友達光電(AUO)が米国の電子ペーパーメーカー、シピックス・イメージング(SiPix Imaging)への資本参加で取得した電気泳動型ディスプレイの技術を利用し、AUOがパネルモジュールを組み立て、佳世達が受託製造を担当して完成品を顧客メーカーに納入する計画だ。29日付工商時報が伝えた。

 市場調査機関の統計によると、電子ペーパーなどのフレキシブルディスプレイ製品は、2015年までにディスプレイ市場の10%、19年までに40%を占めるとみられ、将来的な成長が期待されている。熊総経理は、今後電子ブックを含む新製品事業の比率を、売上高の2割にまで引き上げたい考えだ。

 同社の第1四半期売上高は180億2,000万台湾元(約516億円)で、前期比26.9%減だったものの、本業の受託生産による営業利益は6,000万元と利益を確保した。