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奇美電、Q1赤字は195億元【表】


ニュース 電子 作成日:2009年4月29日_記事番号:T00015062

奇美電、Q1赤字は195億元【表】

 
 奇美電子(CMO)が28日発表した財務報告によると、第1四半期の純損失は195億7,000万台湾元(約560億円)に達し、1株当たり純損失は2.73元と、市場予測の3元よりやや少なかった。パネル業界の景気は第1四半期が底とみられており、王志超総経理は、第2四半期の出荷量は前期比で25~30%増、価格は同5~10%上昇、稼働率は80~85%に上昇し、業績も月ごとに改善していくという見通しを示した。29日付工商時報が伝えた。
 
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 第1四半期の連結売上高は442億6,000万元で、前期比1.3%の微増となったが、液晶パネル価格は依然として低い水準で推移し、稼働率も55~60%にとどまったため、粗利益率は過去最低水準のマイナス36%となった。ただ、出荷枚数は大型パネルで前期比16%増の1,326万枚となり、在庫回転日数も昨年下半期の50日から37日に短縮された。

 なお、奇美電は純負債比率が第1四半期114.3%に達し、帳簿上で負債が純資産を上回っている。これについて奇美電は、今年償還期限を迎える負債400億元に対し、手持ち現金は920億元以上あり、問題はないと強調した。