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ウィストロン、3D製品に参入


ニュース 電子 作成日:2009年4月30日_記事番号:T00015088

ウィストロン、3D製品に参入

 
 ノートパソコン受託生産3位の緯創資通(ウィストロン)はこのほど、3Dコンテンツに対応した製品分野に参入することを明らかにした。林憲銘董事長は、第2四半期末までに出荷を開始し、ノートPC以外に液晶ディスプレイにも3D技術を応用する考えを示した。30日付工商時報が伝えた。

 林董事長によると、同社はソフトウエアおよびハードウエアに、米エヌビディアのグラフィックチップソリューションによる3D技術を採用する。

 林董事長はまた、市場予測では3Dディスプレイは2015年段階で普及率が1割程度だと指摘し、量的な貢献は少ないが他社に先駆けた開発で粗利益率を高めたいという考えを示した。

 ウィストロンの第1四半期の連結売上高は前年同期比30%増の1,125億2,400万台湾元(約3,310億円)、純利益は同15%減の14億2,400万元だった。第2四半期の出荷台数は、液晶テレビで前期比20~25%増、液晶モニターで同10%増を目標としている。証券会社によると、同社のモニター出荷台数は昨年の200万台から、今年は700万~900万台へと大幅に増加する見通しだ。