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鴻海傘下の富士康、ネットブックを初公開


ニュース 電子 作成日:2009年4月30日_記事番号:T00015090

鴻海傘下の富士康、ネットブックを初公開

 
 鴻海集団傘下で、中国で携帯電話を受託生産する富士康科技集団は29日、インテルのプロセッサ「Atom N270」を搭載した低価格ノートパソコン(ネットブック)「QBOOK」と低価格デスクトップPC(ネットトップ)「QBOX」を初公開した。30日付電子時報が報じた。

 富士康によると、中国各地のメーカーから受託生産の受注が相次いでいるほか、自社の販売拠点を利用して「QBOOK」、「QBOX」ブランドでも小規模な販売を開始し、アフターサービスも行っている。ただ、顧客との市場での競合を避けるため、現段階では富士康やフォックスコンブランドとしては取り扱っていない。

 販売業者からは、両機種は大手ブランド以外の中国メーカーによる、いわゆる山寨機と比べ品質が格段に良く、価格も安いため、中国メーカーから受注が見込めるほか、同業者にとって脅威となるという指摘が出ている。

 鴻海は先日、中国の山寨機ネットブックの受託生産を開始したという報道を否定しており、「QBOOK」が中国の山寨機メーカーによって「Foxsky」というブランド名で既に販売されていることも認めていない。鴻海は2008年にノートPC受託生産を正式に開始し、アップル、ソニー、ヒューレット・パッカード(HP)などの海外大手から受注している。