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辜仲瑩・中華開発総経理、起訴され解任


ニュース 金融 作成日:2009年5月4日_記事番号:T00015108

辜仲瑩・中華開発総経理、起訴され解任

 
 中華開発金融控股による金鼎証券買収に絡むインサイダー取引事件で、台北地検は4月30日、中華開発の辜仲瑩総経理ら11人を一斉に起訴した。これを受け、行政院金融監督管理委員会(金管会)は1日、臨時委員会を開き、辜総経理の職務を兼務ポストを含め解任する処分を決めた。辜総経理は決定を受け、辞表を提出した。処分から5年間は金融機関の経営陣に就任できない。2日付工商時報が伝えた。

 また、中華開発金の劉紹リョウ董事(リョウは木へんに梁)に1年、呉春台副総経理にに1年2カ月の停職処分が下された。

 起訴状によると、辜総経理らは金鼎証券株の取得を公表する前に関連企業「開発国際」の名義で同証券株を安値で取得し、公表後に高値で売り抜け、1億4,489万台湾元(約4億3,770万円)の不当利益を得たインサイダー取引の疑いが持たれている。 

 辜総経理は「市民に誤解を与えたことから関連ポストを辞任する。司法の場で個人と会社の名誉を守り、裁判の場で潔白が証明されることを望んでいる」と述べ、起訴事実を否認した。