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台湾から輸入のナイロン6、中国が反ダンピング調査実施


ニュース その他製造 作成日:2009年5月4日_記事番号:T00015114

台湾から輸入のナイロン6、中国が反ダンピング調査実施

 
 経済部国際貿易局(国貿局)は30日、中国が台湾から輸入するプラスチック材料、ナイロン6に対し、反ダンピング(不当廉売)調査を実施すると通告してきたことを明らかにした。台湾で生産されるナイロン6は90%近くを中国に輸出しており、今後中国市場における競争力への影響が懸念される。今回調査の対象となったのは、台湾のほか米国、欧州連合(EU)、ロシアの製品。1日付工商時報が報じた。

 国貿局によると、昨年中国が台湾から輸入したナイロン6は総額約6億5,000万米ドルで、中国の同製品輸入全体の42.6%を占めた。EUの16.2%、米国の11.6%を大きく引き離し、台湾は中国にとって、最大の輸出元となっている。

 中国の反ダンピング調査は通常、最初の判断が示されるまでに7~8カ月を要し、1年以内に最終的な判断が下されるという。