４日付工商時報によると、鴻海グループ傘下の液晶パネルメーカー、群創光電（イノルックス・ディスプレイ）が、デルのノートパソコン向け15.6インチパネルを受注し、今月から出荷を開始するもようだ。同社はこれまで主に液晶モニター向けパネルを生産してきたが、今年を「ノートＰＣパネル元年」と位置づけており、年間の出荷目標を先ごろ、100万枚から300万枚まで引き上げていた。
群創は受注観測に対してコメントしていないが、「群創がノートＰＣ用パネルを供給できることが証明されれば鴻海グループはノートＰＣ生産の材料コストを３～４割まで把握できるようになる」と業界アナリストの注目を集めている。
群創は昨年からノート向けパネルの出荷を開始し、今年は初頭から低価格ノートＰＣ（ネットブック）用8.9インチパネルの供給も台湾メーカー向けに始めている。
