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作成日：2009年5月4日_記事番号：T00015119
デジカメのアルテック、富士フイルムから大型受注
円高が続き、日本メーカーがコスト低減のため台湾メーカーへの生産委託を拡大する姿勢を強める中、デジタルカメラ受託大手の華晶科技（アルテック）が、富士フイルムからの大型受注に成功した。下半期に出荷予定だ。夏汝文総経理は「米コダックへの出荷が現在約70％を占めているが、これを50％前後に抑え、日系メーカーへの出荷を20％から40％まで引き上げる」と語り、特定顧客への過度な依存を見直し、リスクの低減を図る方針を示した。４日付電子時報などが報じた。
これに対し富士フイルムを主要顧客とする佳能企業（アビリティ・エンタープライズ）は、「日系メーカーが生産委託を拡大する傾向は既定の趨勢（すうせい）だ。富士フイルムから当社への2009年度発注は既に確定しており、影響はない」という見方を示した。
