ニュース 運輸 作成日:2009年5月5日_記事番号:T00015139
台湾の海運大手3社は第1四半期にいずれも損失を計上したが、船舶に対する外形標準課税に当たるとん税の導入機運が高まったことを受け、業績改善期待から株価が急騰した。5日付工商時報が伝えた。
長栄海運(エバーグリーン・マリン)、万海航運(ワンハイラインズ)、陽明海運(ヤンミン・ライン)の株価はいずれも高騰。特に長栄海運の株価はストップ高を記録した。
とん税はバラ積み船を保有する海運会社ほど有利となる。海運会社はとん税と営利事業所得税(法人税)のいずれかによる課税を選択することになるが、いったんとん税を選択すると課税方式は変更できない。海運会社は今後10年にわたり利益を計上できる見通しが立てば、とん税を選択したほうが有利となる。
長栄海運はとん税導入を政府に自ら提言した経緯からとん税移行が確実視され、一部船舶の船籍を台湾に変更する方針も示している。
万海航運は「コンテナ船会社の損失は長期的なものではない」として、将来的なとん税導入に関心を示している。陽明海運はとん税導入は未定としながらも、船舶8隻の船籍を年内に台湾に変更する方針を示している。
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