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4月CPI上昇率、3カ月連続のマイナス【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年5月6日_記事番号:T00015161

4月CPI上昇率、3カ月連続のマイナス【図】

 
 行政院主計処の5日発表によると、4月の消費者物価指数(CPI)は103.75ポイント(2006年を基準値=100)で、年上昇率はマイナス0.45%と3カ月連続の前年比下落となった。また下落幅も3月のマイナス0.15%から拡大した。6日付工商時報は、内需低迷が続き依然としてデフレ圧力が存在していると指摘した。

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 4月はノートパソコンやテレビ、携帯電話などコンシューマー向け電子製品価格の下落が続いたほか、不動産の賃貸料や教育娯楽費にも下落傾向が現れた。

 一方、4月の卸売物価指数(WPI)99.67ポイントで、前年同月比10.99%下落と、第1次石油ショックの影響を受けた1975年4月以来の大幅下落、昨年11月以来6カ月連続のマイナスとなった。主計処は、国際原油価格や穀物、基本金属が、高騰した昨年に比べ大幅に下落したことが主な要因だと説明した。

 ただ、中央研究院の胡勝正院士は、株価を物価の先行指標ととらえ、現在の株価上昇傾向が継続すれば民間の消費力も高まり、今後の物価上昇につながるとの見通しを示した。