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台鉄の車両とホーム段差、6年で全面解消へ


ニュース 運輸 作成日:2009年5月6日_記事番号:T00015165

台鉄の車両とホーム段差、6年で全面解消へ

 
 台湾鉄路管理局(台鉄)は、身体障害者やベビーカーを利用する乗客などに不便さを感じさせているプラットホームと車両の段差を、今後6年をかけ全面的な解消を進め、2015年までにバリアフリーの実現を目指す。総額50億台湾元(約150億円)を投入し、各駅ホームの高さや車両乗降口の段差を統一する計画だ。6日付自由時報が伝えた。

 現在、各駅ホームの高さは最高85センチメートル、最低76センチメートルと大きな開きがあり、車いすの乗客に対し駅員を動員して乗降を手助けする光景もよく見られる。大きな荷物を抱える乗客にとっても乗り降りは一苦労だ。

 改装計画は2段階で実施する。まず高さ80センチメートル以下のホーム99カ所について、来年6月までに92センチメートルに引き上げる。その後、乗降口に2段の階段の付いた車両404輌について段差を1段に統一する。第2段階は全土のホーム216カ所の高さを115センチメートルに引き上げる。15年に新型電車EMU800形を導入することで段差はすべて解消する見込みだ。