中央銀行が発表した４月末の外貨準備高は3,046億5,900万米ドルで、前月より45億3,700万米ドル増加し、５カ月連続で過去最高を更新した。世界ランクは依然として中国、日本、ロシアに次いで４位となっている。６日付中国時報が報じた。
中央銀行の統計では、４月の外資による純流入額は28億7,000万米ドルで前月比で２倍以上増えている。外貨準備高の増加には中台関係の進展を好感したホットマネーの流入が関係しているとみられる。一方、中央銀行外匯局の林孫源局長は、運用収益の増加やユーロや英ポンドの対米レートが上昇したことが外貨準備高増加の理由と説明した。
また、銀行の外為担当主管によると、中央銀行はホットマネー流入による台湾元レートの変動を抑えるため、４月に少なくとも30億米ドルのドル買い介入を行ったとみられる。
