液晶テレビの出荷台数が今年、全世界で１億台を突破する見通しで、受託生産・自社ブランドの台湾各社は、市場拡大の波に乗ろうと積極的に受注獲得に乗り出している。11日付経済日報が報じた。
友達光電（ＡＵＯ）の彭双浪執行副総経理によると、同社と佳世達科技（Qisda）が合弁で設立した液晶テレビ受託生産メーカー、景智科技は、昨年末に生産を開始。日本、韓国、中国ブランドメーカーの受注を獲得したことで、第３四半期各月の出荷台数は10万台以上、今年通年では100万台規模になると予測している。
ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル•エレクトロニクス）は中国・昆山で液晶テレビを生産しており、出荷台数は昨年の200万台から、今年は340万～380万台が狙えるとしている。
家電大手、大同集団は今年、米ＧＥブランドの液晶テレビの販売を開始するため、通年の出荷台数は100万台の大台を超えると見ている。
